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バイオメカニクスの基本「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」を読んでみた

更新日:

こんにちは、Velo’s blogです。

僕は、ブログやツイッターで球速アップに対する自分なりの意見等について発信していますが、S&Cトレーナーでもなければ、バイオメカニクスの専門家でもなく、単なる「球速アップの為の練習やトレーニングが好きな素人」です。

そこで、少しでも「客観的な物差し」を持ってピッチングメカニクスを見ることができるようになりたいと思い、こちらの「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」という本読んでみました。

 

 

 

 

ということで、今回の記事はレビュー、感想というような感じで書いていきたいと思います。

 

 

この記事では、

  • この本の内容
  • 特徴
  • 感想

という3段構成で書いていきたいと思います。

では、さっそくいきましょう。

 




 

「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」の内容

 

 

この本は、バイオメカニクスを学ぶにあたっての基礎となることが解説されていますが、以下のように6つのパートに分かれて解説されていました。

 

  1. 力と重心
  2. 床反力と身体運動
  3. 並進運動と運動の法則
  4. 回転運動とモーメント
  5. エネルギーとパワー
  6. 運動量と力積

 

このようにそれぞれの章ごとに解説がされていましたが、どの章も名前からしてピッチングに繋がることが分かるかと思います。

 

また、これらのパートはそれぞれ内容が繋がっており、例えば、1の「力と重心」の内容を踏まえて、2の「床反力と身体運動」が解説され、そこからまた、1と2の内容を踏まえて3の「並進運動と運動の法則」、1、2、3を踏まえてパート4の解説、というように全てが繋がっています。

 

こういった本の構造は、分からなくなった時に数ページ後ろに戻るだけで理解できるようになったので、意外とありがたかったです。

 

 

「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」の特徴

次は「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」の特徴について書いていきたいと思います。

大まかな特徴はこんな感じです。

 

  • バイオメカニクスの基本がイラスト付きで解説(見開きの片側ページは毎回イラスト)
  • 全191ページ
  • バイオメカニクス用語を調べることができるよう索引付き

 

 

バイオメカニクスの基本がイラスト付きで解説

この本はバイオメカニクスの基本について解説されている本ですが、僕も正直実際に読むまでは、「買ったは良いものの全く理解できなかったらどうしよう」と不安でした。

 

ちなみに、僕は高校二年生から文系コースで、数学や物理について習っていたのは高校一年生まででした。

しかも、高校一年生までの数学や物理も分からないことだらけで、文系コースに進んだ理由も「数学や理科(物理、化学)がないから」という、もったいない理由でした。

 

少し話が逸れましたが、そんな理系科目に拒否反応を起こしていた僕でも、理解できるくらい分かりやすかったです。

 

見開きの片ページは毎回イラスト

なぜ、理系科目の超苦手の僕でも理解できたのかというと、イラストが非常に多かったからです。

大抵の「イラスト付きで解説」というような本は、「イラスト付き」と書いてあっても2ページ3ページに一回イラストが出てくるだけですが、この本は違いました。

本を見開きで見た際に片側1ページはほぼ毎回イラストになっています。

※「ほぼ毎回」と書いたのは、数ページだけイラストが無く「グラフと文章」だけでの解説になっていたからです。ですが、数ページだけなので何も問題無しでした。

 

 

理系科目が超苦手の僕には「文字だけで解説されているページがない」というのは本当に助かりました。

 

 

全191ページ

この本のページ数は、目次や索引含め191ページでした。

1ページに書かれている文章量も多いページで15行程度。

見開きの片側のページはイラストなので、イラストと照らし合わせながら読むことができ、スムーズに理解することができます。

理解できない場合は、理解できているページまで戻れば大抵解決できると思います。

 

 

バイオメカニクス用語を調べることができるよう索引付き

僕のような理系科目が苦手な人間は、それまでに出てきた用語を覚える前に新しい用語や単元に進んでしまい、結果何も分からないという現象に陥りがちです。(ただのバカですが)

ですが、この本は巻末に索引があり、分からない単語が出てきた場合は調べることができるので理解がしやすかったです。

 

 

「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」感想

この本を読み終えての印象は、「あれ、意外と簡単だったかも」という感じでした。

たしかに所々、時間をかけて理解する箇所も当然ありましたが、イラストの助けもあって、基本的にはスムーズに読み進めることが出来ました。

ですが逆に言うと、理系科目の苦手の僕が「意外と簡単だったかも」と思うくらい基本的な解説書であるので、この本を理解しただけでは、ピッチングをバイオメカニクス的な観点から見ることは難しいと思います。

 

とはいえ、基本を学んでいなければ高度なことを知ろうと思ってもなかなか理解が進まないと思うので、「これからバイオメカニクスについて勉強しようと思っているけど、バイオメカニクスについてほとんど何も知らない」という人には非常におすすめだと思います。

 

具体的には、

  • レバーアームって何?
  • 力積って何?どうやって求めるの?

という状態の方(僕もそうでした)はおそらくバイオメカニクス初心者だと思うので、そういった方にはぴったりの本だと思います。

 

 

今回はレビュー記事ということで「姿勢と運動の力学がやさしくわかる本」についての記事を書いてみました。

少しでも参考になったという方がいれば幸いです。

また、Twitter、Instagramもやっているので是非フォローお願いします。

 

それではまた。

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